他人の家計簿ほど、気になるものはありません。
「自分は使いすぎ?」「物価高なのによその家はどうやってやりくりしているの?」
総務省の家計調査(2024年報)によると、2人以上世帯の平均支出は、月31.4万円(年間377万円)です。この数字を見て「そんなに安く済むわけがない」と感じた方も多いはずです。実際、実態とは乖離した数値になっています。
本記事では、30代・乳児・猫2匹と暮らすわが家の月28.5万円(年間343万円)を公開します。合わせて、より実態に近い推計値を出すために自作した「平均支出算出シミュレーター」を用いて、わが家の家計を客観的にスコアリングします。
「うちの条件なら、世間ではいくらが普通なの?」
シミュレーターを使って「家計の健康診断」も出来るので、ぜひポチポチしてみて下さい。
家計調査が低く出る理由
大きく3つの理由から、実態との乖離(低めに算出される)が起きています。
①「持ち家、ローン完済世帯」が平均を下げている
住居費の平均は、びっくりするほど安い「月1.8万円」です。これは住宅ローンを完済した高齢者世帯や、地方の持ち家世帯が全体の平均を大きく引き下げているためです。一般的な現役世代にとっては、全く参考にならない数字ですね。
②「教育費・ペット費」が平均化されすぎている
子供がいない世帯やペットを飼っていない世帯も含んでいます。そのため、例えば教育費の平均は「1.2万/月」ですが、実態は「4~8万円/月」です。またペット費の平均は「0.3万円」ですが、実態は「1.5~2万円/月」です。
③「地域差」がありすぎる
例えば、東京都心と地方では、家賃だけでなく駐車場代や交通費の構造が根本から異なります。そのため、平均にすると「誰にも当てはまらないような変な数字」が出てきてしまうのです。
あなたの条件で「世間の普通」を調べよう
さて、結局「あなたの条件」ならいくらが普通なのでしょうか?家計管理に大事なのは、あなたの家族構成や居住地に合わせた「実態に近い平均値」を知り、その値をベースに節約戦略を立てることです。
平均支出算出シミュレーター
みんな貯金できてるの?

収入と支出額から考えると、貯金はほとんどできないはずです。普通の人が普通に暮らすと、投資どころではなく、日々の生活が精一杯と言うのが現実です。だから、節約をしなければならないです。
平均貯蓄額「1,984万円」って本当?

本当です。ただし貯蓄ゼロ世帯が含まれていないため、それを含めた中央値は「1,099万円」になります。また日本人の平均年齢は「48歳」であり、退職金を受け取った世代も相当数含まれるため、現役世代の実態はもっと悲惨なものになっています。
わが家の家計公開:月28.5万円の内訳
さて、世間の平均値とリアルを確認したところで、わが家のリアルな家計簿を公開します。数年かけて家計を見直し、2025年度は月28.5万円(年間343万円)に抑えることができました。平均と比較すると、93万円(21.37%)の節約です。
・30代夫婦 + 乳幼児
・北海道在住|賃貸マンション
・車は1台
・猫2匹
月別の支出内訳:平均▲7.7万円
| カテゴリ(月間) | 同条件の平均値 | わが家の実績値 | 差額 |
|---|---|---|---|
| 食費(外食含む) | ¥72,500 | ¥71,981 | ▲¥519 |
| 住居費(家賃・駐車場) | ¥83,333 | ¥76,333 | ▲¥7,000 |
| 水道光熱費 | ¥22,500 | ¥13,520 | ▲¥8,980 |
| 通信費(ネット・サブスク込) | ¥12,500 | ¥2,109 | ▲¥10,391 |
| 衣類・美容・日用品 | ¥18,333 | ¥8,405 | ▲¥9,928 |
| 健康・医療 | ¥10,833 | ¥13,352 | +¥2,519 |
| 教育・子育て | ¥20,833 | ¥10,509 | ▲¥10,324 |
| 趣味・娯楽(ペット含) | ¥53,333 | ¥29,015 | ▲¥24,318 |
| 車両費・交通費 | ¥33,333 | ¥18,757 | ▲¥14,576 |
| 特別な支出(引越し等) | ¥37,500 | ¥41,851 | +¥4,351 |
| 合計 | ¥363,531 | ¥285,832 | ▲¥77,699 |
全体的に安く抑えることが出来ています。より詳しく考察をするために、月毎の偏りが見えるようにグラフを書き換えてみたいと思います。
月別の偏りが見えるように書き換え
書き換えに合わせて、凹凸部の理由も可視化してみました。特別支出が高くなっているのは、引越し(21万)と高級チェア(16万)が原因みたいです。またわが家は、25万円で基本的な生活が送れそうなことが見て取れます。
わが家の節約法
電気をこまめに消すとか、1円でも安い食材を探すとかはしたくないです。もっと簡単で効率の良いところから攻めていきましょう。ここでは、5つ紹介します。
日用品は「半分以下」にできる
支出額を計算するのもいいですが、ぜひ無駄にした金額を求めてみて下さい。必ず想像を超える額を無駄にしているはずです。わが家は、ゴリゴリに断捨離して「15種類」にまで減らしたことで、1,500円/月くらいになりました。

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まとめ
普通の暮らしをしているだけなのに、貯金ができない。そんな時代であっても、義務感から節約をするのではなく、楽しく攻略していく心持ちを忘れないようにしたいです。

お次は、頑張って余らせたお金を投資していく記事などはいかがでしょうか。




