「将来の備えはしたい。でも、今を楽しむお金も削りたくない」
投資を始めると、必ずこの問題に直面します。数十年後まで一円も使えない数字を積み上げ続けるのか。それとも、今の生活を優先して問題を先送りにするのか。
本記事では、この葛藤に対する「一つの解」をまとめました。具体的には、新NISAやiDeCoをどう使い分け、今使えるお金をどう増やしていくか。
非常に重要でややこしいこの問題を、ミニマリストらしくシンプルに整理しました。後半には、わが家の高配当株ポートフォリオも紹介していますので、コーヒー片手にゆったりとお読みください。
資産シミュレーター
まずは、今の投資計画で将来の資産がいくらになるのか、客観的な数字を把握することから始めましょう。どんなことも、現状把握から。
老後資金はいくら必要?
一つの目安としてわが家のシミュレーション結果を共有します。
自分にとっての「将来のノルマ」が分かれば、投資は凄くシンプルです。具体的な方法は、次節以降で紹介していきます。

新NISA・iDeCoの使い分け
将来(老後資金)のノルマを楽にクリアするため、「新NISA・iDeCo」を有効活用していきましょう。
老後資金は「iDeCo」と「新NISA積立枠」
老後資金は、(将来のお話なので)仕組み化で対策しましょう。具体的には、必要額をシミュレーションし、iDeCo/企業型DCに上限までインデックス投資。それでも足りなければ、新NISA積立枠にインデックス投資です。
パターン①
現時点での投資額は「0円」ならば、
iDeCo/企業型DCで「月5万円のインデックス投資」設定。
パターン②
現時点での投資額は「500万円」ならば、
iDeCo/企業型DCで「月2.5万円のインデックス投資」設定。
※投資期間は30年で、想定年利は4%。
老後資金の積み立て優先順位
所得税を減らしながら効率よく確保。
いつでも売却できる柔軟性が強み。
※iDeCoは退職所得控除等の優遇を活用することを前提とした戦略です。
余剰資金は「新NISA成長枠」
老後資金の仕組み化が完成したら、残りはすべて新NISA成長枠で(日本の)高配当株に回します。効率だけで言えば、すべてインデックスの方が合理的かもしれませんが、数十年後にしか使えない「含み益」よりも、「配当金」で今の生活を。
余ったお金は「日本の高配当株」へ
身近な企業から学び、投資の楽しさを享受する。
※インデックス投資で土台を作った後の「プラスアルファ」の戦略です。
今使えるお金を増やすための資産戦略
さて、前節で少し触れていますが、本節では「将来の備えはしたい。でも、今を楽しむお金も削りたくない」という問いに対し、シンプルな戦略(ルール)としてまとめます。
老後の必要額をインデックス積立し、残りはすべて高配当株へ
「○対○」と固定するのではなく、老後の資金が担保できたら、あとは全部今に回しましょう。
「数字」より「選択肢」を増やす
将来、資産額がいくら大きくても、今この瞬間に自由に使える現金がなければ、人生の選択肢は広がりません。JUST KEEP BUYINGなどの有名な本でも語られることが多い「インデックス最強論」。実際私もそう思いますが、それでは「取り崩し問題」がありますし、何よりも楽しみを見出せないじゃないですか。
- 積立枠(インデックス): 将来困らないための「守り」
- 成長枠(高配当株): 今を豊かにするための「攻め」
配当金シミュレーター
自分の投資計画を入れてシミュレーションしてみましょう。
▼ 詳細設定(利回り・増配率)
わが家の高配当株ポートフォリオ
「老後資金」を確保したあとの余剰資金で構築している、わが家の高配当株ポートフォリオを公開します。
2025年の配当受取額「約29万円」
通信・光熱費を完全にカバーできる水準です。

銘柄選定と分散の状況
銘柄選びの基準はシンプルです。「自分が事業内容を理解でき、面白いと思える日本企業」であること。そして「配当という形で今の生活に還元してくれること」の2点です。
- 金融: 三菱UFJ、三井住友、みずほ、第一生命、MS&AD など
- 通信・インフラ: NTT、ソフトバンク、ENEOS、INPEX など
- 商社: 三菱商事、三井物産、双日 など
- 輸送・製造: マツダ、SUBARU、豊田通商など

100銘柄超の合理性
- 減配等に動じづらい:分散することで、一喜一憂を回避
- 社会勉強の楽しさ:色々買うために、たくさん勉強する
- 配当回数の多さ:常に通知が届くため、凄く楽しい
もはや100銘柄超買うなら、インデックスで十分と言う意見もあると思いますが、上記理由からわが家は日本の高配当株投資をやっています。また高配当の投資信託は手数料が高いため、選択していません。
まとめ
気を抜くと「資産をいくらまで増やせるか」という数字のゲームに陥りがちです。しかし投資は、「将来の安心を確保できれば、あとは今を楽しむ」ために行うべきです。
ということでお次は、投資資金確保のために、以下の記事などはいかがでしょうか。





